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KAIROS

Orgreen

1997年に、世界屈指のデザイン大国・デンマークで生まれた新進ブランド『オルグリーン』。
ワイヤーカッティングによるシャープな造形と、アイウェアに新しい解釈をもたらした斬新なカラーリングで瞬く間にファンを獲得し、今や「アイウェア」という枠を超えた「デザイン・プロダクト」として、世界40カ国以上の目利きたちを顧客として抱えるまでに成長を遂げている。
厳しくも美しい自然環境の中で育まれた、洗練されたストリート感。
ブランド創始者であるヘンリック・オルグリーンは、元々、海外のスノーボードやスケートボードの代理店をしていた。その流れでサングラスの販売も手がけていたのだが、ある日、「どうせなら、自分たちで最高にクールなアイウェアを作ってしまおう!」というアイデアを思いつく。そしてパートナーに名乗り出たのが、エクストリーム・スポーツという共通の趣味を介して知り合った、プロダクト・デザイナーのトビアス・ワンダラップだった。
古いコルベットのシルエットからインスピレーションを受けていたり、スペースシャトルのディーテールなど、プロダクトデザイナーらしい繊細なクリエイティブは、彼らの感性から導き出されたアイウェアとして、実に独創性にあふれている。彼らがデザイン・モチーフとした独特のテクスチャーは、アイウェアとはかけ離れたジャンルのプロダクトとして宿る。